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ホンダのバイク『エイプ』専門のカスタム・チューニング・メンテナンスブログ

短時間でできる冬季・梅雨時期前のクイックメンテナンス【バイクの長期保管準備】

 冬場にバイク屋外保管をするうえで最低限やっておきたいメンテナンスをまとめました。2020年末から続く大雪で、あれよあれよという間に雪が積もってしまってバイクの冬支度ができず仕舞い。雪の晴れ間の1〜2時間程度でできる屋外保管準備を記録に残します。

Honda_ape_2021_winter

 

キャブレターのガソリンを抜く

Honda_ape_carburetor_PB14

ガソリンは劣化すると固形化するため、キャブレタージェット詰まりの原因になります。

 

ドレンからガソリンを抜いてもフロートタンク内や燃料ホースには、わずかながらガソリンが残ってしまうため、万全を期すならそれらも全部除去しておくのがベターです。

 

また、気温が低くパッキン類が固くなっているため、次回乘る際には各ボルトの増し締めが必要です。

 

ガソリンタンクにフューエルワン投入

フューエルワンは燃料系統の洗浄のみならず、ガソリンの酸化による劣化を抑えます。とくにエイプ50ように燃料タンクが小さいバイクはガソリンの劣化が進みやすい傾向にあります。

 

ただし、入れすぎは調子を崩す点には注意が必要です。添加上限とされる1%であっても、入れすぎであり、洗浄効果は高いものの、明らかに吹き上がりが悪化することを身を持って知っています。50ccの原付には0.5%程度が適正添加量かと思われます。

 

錆落とし

Honda_ape 2021_winter_frontfork

酸化腐食錆は長期保管中に拡大する恐れがあるため、なるべく落としておくのがベターです。

 

とくに無垢材のステムやフロントフォークのインナーシリンダーは傷つきやすく、錆が発生しやすい箇所であるえ非常に目立つ箇所。点々とした錆だとしても広がる可能性があるため、保管前にしっかりと落としておきましょう。

 

真鍮ブラシで手早く磨き、錆を落としたあとは、シリコンスプレーでコーティングして外気を遮断し錆(酸化)を抑えます。ブレーキやクラッチレバーなどの摺動部にも油代わりに挿しておくと万全です。

 

ただし、体感ではシリコンスプレーの効果は保って数週間程度。長期間の防錆効果は望めませんが、プラスチックやゴムに対して攻撃性がないため、どんな場所にでも使えるのがシリコンスプレーの利点です。

チェーン・スプロケットの防錆

Honda_ape 2021_winter_chain

ドライブチェーンとスプロケットも錆びやすい箇所です。チェーンが錆びつくと駆動ロスになります。エイプ50のような原付では、わずかなチェーンの駆動ロスも加速性能の悪化につながるため、不動時のメンテナンスが重要です。

 

洗浄をする時間はないため、汚れの上からグリスを塗布して錆の進行を最低限に抑えましょう。全体をグリスでコーティングできればベストですが、とくに錆びやすいのはチェーンローラー部とスプロケットの合わせ面。これらの部分だけにでもグリスがしっかり行き渡るように塗布します。

 

カバー

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シートを2枚重ねた状態

雪・雨から守るカバーは必須。市販のバイクカバーは高価であるうえ耐久性に欠けるため、ホームセンターで手に入るブルーシートで代用しています。大きめのブルーシート(レジャーシート)でバイクをスマキにするように包めば地面からの湿気上がりによるバイクの劣化を抑えられます。

 

ただし、シート内に雨水などが貯まってしまうため、カバーの掛け直すなどして定期的な水抜き作業が必要です。

 

大きいシートでバイクを包んだ上から小さめのシートで傘代わりにかければ完璧。固定は同じくホームセンターで手に入るフック付きゴムバンド。全部合わせても市販のバイクカバーより安価。おまけに高耐久です。

Honda_ape 2021_winter_rubber-band

 

まとめ

以上のほかにも、タンクの錆を防ぐためガソリンは満タンにしておいたり、タイヤの潰れを防ぐために空気圧を高めに保持しておくなど、長期保管前にすべきことは多々ありますが、それを行なうにはバイクの移動をともなう場合があります。

 

上記の5点のメンテンナスは、道具さえあれば1〜2時間で行える簡易メンテナンスです。梅雨の長雨や積雪などで、むこう1〜2ヵ月間バイクに乗らないことが決まっているのであれば、バイクを仕舞う前の簡単なメンテナンスを行なえばパワーダウンやバイクの劣化を最小限に抑えることができます。

 

 

また、シーズンが開けたら状態回復メンテナンスをすることで、長期に渡って性能を維持できます。

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