そうだ、バイクに乗ろう!
自営業になって、通勤に車は使わなくなったため、節約のために車はナンバーを外して一時抹消としてあります。しかし、日常生活にはほとんど困らないとはいえ、足がないのは不便なもの。そこでバイクに乗ろうと思い立ったわけですが、私はバイクの免許をもっていません。
当然バイクには乗ったことがありませんが、機械整備の知識があるので、メンテナンス性がよく、中古の小型バイクなら、余計な金をかけずにバイクに乗れると考えました。
バイク探し
自動車関係のテクニカルライターをなりわいとしているため、車に関する知識は一般人以上に持っていると自負するのだけれども、バイクに関しては「カブ」と「スクーター」と「ハーレーダビットソン」と「それ以外のバイク」のくくりでしか知らない。それ以外は全部同じに見えるほど疎い。
私の第二の脳であり、大切な仕事仲間のGoole先生からいろいろと教えてもらい、バイクの知識を吸収する。しらべるうちにわかったことは「バイクは高い」ということ。車よりも小さく、利便性が低いにもかかわらず、数十年前のバイクが数十万円で取引されている状況は異様に見えます。
バイクは新車の方がコストパフォーマンスが高い。中古バイク価格は法外です。しかし、それでも売れるのは実用品である車よりも嗜好品に近いからでしょう。
欲しいバイクの条件は小型でメンテナンス性のよいバイク。移動の足に使えながら、安価であること。必然的に、MT・キャブレター・空冷単気筒に絞られます。その条件に当てはまったのはホンダ エイプただひとつでした。
ヤフオクでエイプ購入
ホンダ エイプは2001年に登場したホンダの小型MTスポーツバイク。2007年にインジェクション化して排出ガス規制に適合させつつも、年々厳しくなる規制に適合できずに2017年で生産が終了。一般中古車サイトで価格を調べると、人気があるためか、キャブ車が安くても20万円以上の価格がつけられています。
その点、ヤフオクでエイプを探すと、およそノーマルの状態の相場は11万〜13万円ほど。流通量が多く、出品されたものはほぼ落札されている状況。ボアアップやらチューニングされているのが当たり前の状態なので車両状態はよいとはいえませんが、パーツも豊富で、入手しやすく、DIYでメンテナンスするうえでの大きなメリットになります。
運よく、相場価格よりやや安価な9,3000円で落札できた私のエイプは、エイプ50を100ccのエンジンに載せ替えた個体。メーターは交換されているため走行距離は不明。しかし、フロントブレーキがディスクブレーキに交換されているため、後々のアップグレードを考えれば非常にお買い得でした。
エイプ納車
5月某日、待ちに待ったエイプ納車。暑いなか、千葉県から秋田くんだりまでバイクを運んで来てくれたi-Lineさんに感謝。写真でみたよりキレイな現車。しかし、免許がないため乗れない単車(涙)。
エンジンオイルが入っていることを確認して、エンジンの始動テストだけ行いました。エンジンは無事に始動。重いキックペダルに四苦八苦して始動するまで1時間以上を要したのはナイショです。
支出
車両代93,000円
車両送料20,000円
合計113,000円
総計113,000円