サスペンションリンクのグリスアップでチェーンを外すついでにドライブスプロケットを交換しました。
これでエイプ100よりもロングなギア比。しかし、やはり50ccエンジンではやや力不足のようです。
ギア比をロングに
スイングアームリンクのグリスアップのためにチェーンを外したついでに、ドライブスプロケットを試験的に交換してみました。
50ccの14Tから、手持ちの100ccエンジンについていた16Tへと変更。ドリブンスプロケットは33Tに変更されているため、ノーマルエイプ100のギア比よりもさらにロングになります。
14Tから16Tに変更して実走
わずかに発進トルクが薄れましたが、スタート時に気を使うほどではありません。
ただし、クラッチレバーを戻してからワンテンポ遅れたタイミングで唐突にクラッチが繋がるため、発進時のクラッチ滑り量が多くなっている模様です。
湿式クラッチは、ある程度の滑りを許容する構造ですが、滑っている感覚は気持ちのよいものではありません。
加速感のほうは良好です。各ギアの役割が明確になり、ギア選択がしやすくなります。2速から4速では各ギアで車速が伸び、回転上昇と車速の増加がマッチした気持ちのよい加速をします。
しかし、しっかりと高回転まで引っ張らなければトルクバンドから外れてしまい加速が鈍りぎみ。5速30km/hでの回転数は3,000rpm。14Tの同条件から200rpmほどしか下がらず、燃費や静粛性の向上は期待できそうにありません。
さらに、5速で向かい風だとスロットル開度一定では失速してしまいます。どうやらノーマル50ccでは33T×14Tもしくは15Tあたりが限界のようです。クラッチやオイルに負担をかけるので、折をみて14Tに戻します。
↓翌年2020年、再度16Tに交換。点火系やキャブレターの改造によって、16T×33Tの組み合わせでも充分な性能が発揮できるようになりました。
↓スプロケット交換の効果を最大限に発揮するには、チェーンの動きも関わってきます。ノンシールチェーンの洗浄度合いについて解説しています。
↓以下記事では、バルブクリアランスやタイヤ空気圧など、忘れがちなメンテナンスデータを備忘録としてまとめています。