秋田は雪が積もるため、冬はバイクに乗れません。同じく梅雨場も雨が多いためほとんどバイクに乗れません。冬本番に向けて、バイクを冬眠させる前にすべきことをまとめました。バイクに乗り始めて、初めての越冬。冬期・雨季間の劣化を防ぐための「やることリスト」をつくりました。
- 1.洗車・チェーン清掃
- 2.フューエルコックオフ・キャブレターからガソリンを抜く
- 3.ガソリンは満タンに
- 4.エンジンオイル交換
- 5.バッテリーを外す
- 6.タイヤの空気圧を高める
- 7.樹脂類にはシリコンスプレー
- 8.エアクリーナーとマフラーを塞ぐ
- 9.クラッチを切っておく
- 10.カバー選定もしくは室内保管
- バイク長期保管のまとめ
1.洗車・チェーン清掃
金属部に付着したゴミや汚れはサビの原因になります。清掃&ワックスでサビを防ぎましょう。あわせて錆びやすいチェーンも清掃&グリスアップで劣化防止が必須です。
2.フューエルコックオフ・キャブレターからガソリンを抜く
長期放置したガソリンは、腐食するとガム質の個体に変質するため、キャブレターやインジェクター、燃料ポンプ不具合の原因になります。
キャブレター車なら、フューエルコックをオフ。ドレンボルトを緩めてキャブレターからガソリンを抜いておきましょう。フューエルコックからキャブレター間の燃料ホース内にガソリンが残っていないかもチェック。
一度汚れたキャブレターは洗浄するしかありません。
3.ガソリンは満タンに
タンク内に酸素があると、内部のサビが発生しやすいため、不動期間はガソリンは満タンに。ガソリンの劣化防止剤としてワコーズ・フューエルワンも入れましょう。
4.エンジンオイル交換
劣化したエンジンオイルは酸化し、エンジン内部の金属腐食やシール類を痛める原因に。冬眠前に安いエンジンオイルに交換するのがベストです。
エンジンを交換するついでに、エンジンコンディショナーで内部洗浄をおすすめします。
5.バッテリーを外す
バッテリーの自然放電を抑えるためにバッテリーを外しておきます。しかし、車ほど常時電源を使う機器がないバイクでは問題ないように思えます。外しても自然放電するため、定期的に補充電するのがよいでしょう。
6.タイヤの空気圧を高める
長期不動はバイクの自重でタイヤを変形させるため、タイヤの空気圧を高めにしておくことで、タイヤの変形をおさえることができます。
センタースタンドがあるバイクはもちろん使いましょう。要するに、タイヤにかかる荷重を減らすか、なくせばタイヤの変形を防げます。
7.樹脂類にはシリコンスプレー
ゴムやプラスチックなどのゴム類には、樹脂を侵さず保護できるシリコンスプレーを吹き付けておくと劣化を防げます。とはいえ、夏場ほどは劣化しないでしょう。
8.エアクリーナーとマフラーを塞ぐ
エンジン内部に侵入する湿気を防ぐことで、オイルの劣化やエンジン内部の劣化を防ぎます。剥き出しエアクリーナーよりも、エアクリーナーボックスそ装着したほうが超長期的にみてメリットがあると思います。
9.クラッチを切っておく
不動期間のクラッチ張り付きを防ぐために、クラッチレバーにタイラップをかけて、クラッチを切っておくとよいそうです。しかし、切りっぱなしはクラッチスプリングの劣化が心配です。半クラッチ状態がベストでしょうか。
10.カバー選定もしくは室内保管
温度変化・湿度変化の激しい屋外よりも、環境が一定の屋内で保管することで、バイクの劣化を著しく低減させることができます。屋外保管するならバイクカバーの選定が重要です。
バイク長期保管のまとめ
バイクの天敵は湿気によるサビ・腐食。ビニールシートなどで湿気が入り込みづらいように保護したとしても、完全に湿気を遮断することは不可能。むしろ、湿気が抜けずらくなりサビの原因になりかねません。
モンキーだったなら、布団圧縮袋にバイクと乾燥剤を入れて真空パックして保管できそうですが、さすがにエイプが入る圧縮袋はみつかりませんでした。
野ざらしで保管するなら厳重に保護するよりも、ある程度雨や雪から保護しつつ、積雪がないときは積極的に動かしてやったほうが劣化が少なそうです。